適応判断事例
Case
適応判断は大きく分けて
◎ 適応可能
△ 適応可能であるが予測実現性がやや劣るケースである
△' 原則適応が困難な状態である(条件付き:適応可能だが予測実現性が劣る)
× 原則適応が困難な状態である
の4パターンで判断いたします。症例ごとにスペシャリストメンバーによる回答がございます。
◎、△の判断となった症例は、ご希望の場合プランニングへ進めていただくことが可能となります。
本ページでは、Teeth Alignment Brain スペシャリストメンバーにより適応診断において、適応可能、適応不可能と診断された事例をご紹介いたします。
《適応可能》
◎適応可能
中等度:顎間ゴムが必要なケース 臼歯部関係を変えない
本症例は難易度:難症例のケースと判断されますが特に下記の点にご注意ください。
・下顎に若干の左側偏位治療途中での顎関節障害、また咬合の不安定さが生じる可能性があります。
・上顎臼歯の遠心移動が必要な症例です。また2番cross bite改善時にbiteが浅くなる可能性があることから顎間ゴム併用での垂直的なコントロールが必要と判断します。
《適応不可》
×原則適応が困難な状態である
難症例:臼歯遠心移動等が必要で臼歯部関係を変化させる
本症例は難易度:原則適応困難と判断されますが特に下記の点にご注意ください。
・上下左右4・4便宜抜歯など複数のプランが考えられます。
・下顎左側6番欠損部位には矯正前のインプラント埋入計画を検討しても良いかもしれません。
・カリエス処置や根管治療の処置が必要な箇所は、矯正前に行う事が必要です。
サポートチームより
上記の《適応不可》の結果については、ご提出いただいた資料のみを参考とし、かつ一般的な矯正専門医の考える診断基準に照らし合わせて判断しております。
もしアライナー治療を進める場合には、患者様のご希望や矯正専門医によるワイヤー矯正にて得られるであろう結果との比較検討を行なってください。さらに患者様への十分な説明を行い、以下の点に留意し担当歯科医師の先生の判断と責任において進めていただくようにお願いいたします。
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治療結果が患者の希望および予想する結果と異なる可能性がある
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側貌の突出感の改善がなされない(もしくは悪化する可能性)
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ワイヤー矯正の併用並びに矯正専門医による矯正治療への変更
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理想的な咬合が得られない可能性
(オーバージェットやオーバーバイト、臼歯部関係などにおいて) -
歯肉退縮のリスク
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不安定なリテンション
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その他 一般的に考えられる矯正治療リスクの発生